こんにちはヒッシです。
今回は卓球初心者が強くなるために必要な卓球ノートについて解説したいと思います。
色々書くことはあるのですが
- 具体的な目標
- 人からのアドバイス
- 自分の好プレーの詳細
- 試合相手の情報
- 観戦した試合で使われている戦術
初心者の方は、まずこの5項目を意識して書きましょう。
僕は卓球を中学から始めました。
全くの初心者だった僕も、中学校時代は全国大会に、高校時代には近畿大会に出場したこともあります。
そんな僕ですが、卓球を始めて当初、卓球ノートを書かなかった時期があります。
そもそも何のために書くのか分からないし
時間がないし
書くの面倒くさいし
書かなくてもちゃんと練習してるしいいだろ
そんな風に感じていました。
同じように思っている方も多いと思います。
面倒で書かなかった時期のある僕だからこそ、卓球ノートの重要性を伝えたいと思います。
この記事を読んでもらうことで、今日から練習の質を確実に上げることができます。
具体的な目標を書く

- 有言実行。目標は口にすることで責任感が出る
- 目標があることで、具体的な日数を逆算できる
- 身近な人に勝つことを目標にするといい
皆さんは自分で目標を決めていますか?
目標を決めて、それを口に出していますか?
中には、目標を決めていても誰にも言わず内に秘めている人もいるかもしれませんね。
不言実行が日本人の美徳とされる時期もありました。
目標を言わず、成功するのは格好いいのかもしれません。
目標を口に出すと、達成できなかった時に恥ずかしいと感じている人もいるかもしれません。
口にすることで自分の言葉に対する責任が産まれます。
例えば
「日本一になる!」
と言っている人が全く練習しなかったら
「あの人、口では日本一とか言ってたのにね」
と言われてしまいます。
そんな周囲の目を気にしてしまうんですね。
でもだからこそ僕は言いたい。
目標を口に出しましょう!
こうなりたい、という目標は一番の原動力となります。
他人に押し付けられたものではなく、自分自身で実現したい目標を立てましょう。
目標に対して一生懸命努力し、仮に目標を達成できなかったとしても、それは恥ずかしいことではありません。
自分自身も、目標に対して全力で取り組めていたのであれば、他人に何と言われようと気になりません。
ですが、いきなり他人に目標を宣言するのは難しいですよね。
なので卓球ノートに書きましょう。
- 自分はどうなりたいのか
- 何ができるようになりたいのか
- どんな選手になりたいのか
- 勝ちたい相手は誰か
- どんな結果を残したいか
このような感じで、何でも構いません。
初心者の内は
「ラリーが10回続けられるようになる」
とかでも構いません。
誰しも最初は続きません。
目指すものを持ち、乗り越えていくことが重要です。
また目標を書くことで、達成までの具体的な日数が分かるようになります。
例えば地方大会で優勝する、という目標を立てた場合、大会の日程は決まっています。
なのでそこから逆算して、
- いつまでに
- 何が
- どれくらい
できるようにならないといけないのかを具体的に考えることができます。
それを突き詰めると、
- 今月中に何ができるようにならないといけないか
- 今週中にこれはできるようになっておきたい
- だから今日はこの練習をする
という風に練習する目的もはっきりとします。
そうなれば後は全力で練習するだけです。
同じ練習を、
同じ時間するにしても、
自分の意識が変わるだけで取り組み方が変わります。
そうすると期限内にできなかったことも出てくると思います。
ですが、そこまで考えて練習をしていれば
できなかった理由がわかります。
それが分かっていれば、問題ではありません。
スケジュール通りに出来なくてもいいんです。
はき違えてはいけませんが、
大切なことは試合で勝って目標を達成することです。
間違っても、卓球ノートに書いたスケジュールをこなすことではないので、注意してください。
常に最終目標である「試合に勝つ」ことを考えて練習しましょう。
このように目標を書くことで練習に対する意識がかなり変わります。
しかも特別なことではなく、誰にでも書けます。
ただそうはいっても目標を立てることが難しい人がいます。
そんな人は身近な人に勝つことを目標にしましょう。
先輩・後輩・同級生、誰でも構いません。
自分が勝ちたいと思う人を一人具体的に挙げ、その人に勝つことを目標にしましょう。
卓球ノートにアドバイスを書いておく

- 強い人と何度も試合ができる機会は少ない
- 同じことを指摘してくれる人も少ない
- アドバイスは意識していても日が経つと忘れてしまう
卓球ノートに書くべきことの2つ目は「人からもらったアドバイス」です。
初心者の人は練習中、色々な人からアドバイスをもらうと思います。
細かいことから複雑なものまで様々ありますが、
とりあえず最初は一から十まで全て書いておきましょう。
初心者の内は、どのアドバイスをどう活かせばいいのか分かりません。
言われたことを理解するのも一苦労です。
僕も最初はそうだったんですが、
初心者の場合、アドバイスをもらっても
言ってる意味が分からない
という事が多々あります。
これは当たり前です。
というか、これはアドバイスする側に問題があるので、分からないことに対して卑屈になる必要はありません。
ですが、意味が分からないからといって、そのまま忘れてしまうのは勿体ないです。
人からもらったアドバイスは、あとで必ず役に立ちます。
練習して上手くなっていく過程で、色々なことが分かるようになるからです。
最初は分からなかったことも、上手くなると理解できることが沢山あります。
ですから、人からもらったアドバイスは後で見返すことができるように記録しておきましょう。
同じことを何度も注意してくれる人は非常に少ないです。
特によく練習してくれる先輩などは、その都度違うことをアドバイスしようとする人もいます。
もし記録していないと
「そういえば、あの時言われていたな」
と、後から思い出すことがほとんどです。
自分と関係ないと一度でも思ってしまうと、人は思い出せなくなります。
僕にも同じ経験があるので、まず初心者の内は言ってもらったアドバイスをとりあえず書いておきましょう。
もし後になっても役に立たないという事があれば、それはアドバイスを必要としないくらい成長したという事です。
自分の成長を喜びましょう!
上手くいったプレーの詳細をノートに書く

- 自分のプレーで上手くいった部分を書く
- 打った感覚、相手の球の質、狙ったコース、ラケットの当たった場所など細かく書く
- ノートに残しておくことで同じ動きを繰り返しやすい=身に付きやすい
日々の練習で書いておきたいことは、自分の好プレーの詳細です。
練習中にめちゃくちゃいいプレーができた時ってありませんか?
周囲から拍手が起こるような、まぐれプレーが起こることがあります。
それって結構大事だと思っています。
色々な条件が重なることで、良いボールが打てる時があるんです。
ただ、大抵の人はそのまぐれに対して
「今のはまぐれだな」
と何もせずに終わってしまいます。
それは凄く勿体ないです。
一度できたプレーというのは、たとえまぐれであろうと、自分にできる技術なんです。
体を動かした結果起こった現象なので、
まったく同じ状況で、
同じ動作をすれば、
同じ結果が出るはずです。
ただこれは言うほど簡単ではありません。
何度も起こらないからまぐれなんです。
ダラダラと練習を続けているだけでは起こりません。
そのために卓球ノートです。
自分が上手くいったプレーに対して、細かく書いて残しておくのです。
- 相手の球の回転やスピード
- 返ってきた球の位置
- その時の自分の体勢
- ラケットに当たった位置
- 打った時の感触や体の状態
- 狙ったコース
細かく書くことで状況を思い出すことができるので、再現性が高まります。
1日の練習時間は限られています。
次の日以降にも見返して、良かったプレーをイメージできるようにしましょう。
対戦相手の情報や上手い人の戦術を卓球ノートに記録する

- 試合結果を残して相手の情報を集める
- 観戦した試合から得るものは多い
- 強い人がやっていた戦術を真似する
対戦相手の情報は貴重な武器です。
特に学生時代は、大会で上位になればなるほど、同じ人と何度も対戦する機会が高くなります。
そうなると情報は大きな武器になります。
初めから相手の弱点が分かっていれば、試合を有利に進めますよね。
たとえ練習試合だったとしても、必ず試合の結果は卓球ノートに書いて残しておくようにしましょう。
書くべきポイントは
- 相手のラバー
- 相手の得意な技術や点の取り方
- 相手が苦手なコース
- 3球目攻撃がしやすかったサーブ、それに対して相手はどんなレシーブをしたか
- 自分の得点理由と失点理由
- 相手の試合の進め方の傾向(9-9などの場面でどのようなサーブを出してくるかなど)
他にもありますが、この辺りを書いておけば次に試合する際に心の準備ができます。
自分が強くなるように、相手も強くなるので完全に前の情報のまま、という事はありません。
しかし短期間で戦術や考え方をガラリと変えられる学生は少ないので、十分参考になる情報です。
書いておくべきものの5つ目が強い人が実際にやっていた技術や戦術です。
大会で決勝まで行けば、強い相手と最後まで戦うことができます。
しかしその経験ができるのは決勝に行った人だけです。
百聞は一見に如かずといいますが、経験しないと分からないことってありますよね。
なら決勝に行けない人は、経験できずに置いて行かれるのでしょうか。
それは違います。
強い人同士の試合は、見ているだけでも勉強になる部分が多くあります。
- サーブの出し方
- レシーブの構え
- 試合中の間の取り方
本当に多くのことが学べます。
試合を見た翌日に真似することができるものも多いはずです。
強くなる一番のコツは、強い人の真似をすることです。
勿論、体格など様々な要因で全く同じことができるようになるとは言いません。
しかし強い人のやっていることができるようになれば、少なくとも今よりも1点多くとることができます。
動画が撮れるのであれば、動画で残して見直すこともいいかもしれません。
それができない場合もあると思うので、そんな時はノートに書いて残しておきましょう。
毎日自分が手に取るものに書くことで見返す手間を削ることもできます。
人間は忘れる生き物。卓球ノートに書き残しておこう

- 忘れることは悪いことではない。定期的に見返そう
- 言語化してノートを書くことで、より自分の理解が深まる
- アウトプットの能力は卓球以外でも重要
ここからは少し余談です。
人は忘れる生き物です。
忘れることは悪いことではありません。
問題は、忘れると分かっていて大切なことを残しておかないことです。
忘れても、卓球ノートに書いておけばいつでも見返すことができます。
忘れても、また思い出せばいいんです。
それができるのであればノートという形にこだわる必要は全くありません。
スマホのメモ帳でもいいし、
パソコンで残しておくでもいいです。
自分が忘れてしまうんだ、という事を前提に行動することを勧めます。
また卓球ノートを書くことは、卓球以外のところで書く力が活きてきます。
今の世の中は情報に溢れています。
知りたいことはインターネットでいくらでも知ることができます。
そのため自分の中に知識を入れていくこと(インプット)は勿論大切なのですが、
自分の情報を発信すること(アウトプット)が非常に重要です。
特に若いうちから鍛えておかないと、この力は急には育ちません。
卓球ノートはその練習として有効だと思います。
日々感じたことなどを書いていくことで、自分の想いを相手に届ける、という力を養うことができます。
折角卓球というスポーツを選んだんです。
将来的にも使える力がつくのであれば、今から少しずつ始めることは良いことだと思います。
【卓球初心者向け】強くなるために書くべき卓球ノートの5つの項目のまとめ

以上、卓球ノートに書くべき項目5つでした。
書くべき項目は
- 具体的な目標
- 人からのアドバイス
- 自分の好プレーの詳細
- 試合相手の情報
- 観戦した試合で使われている戦術
この5つです。
最後に伝えたいことですが、大切なことは卓球ノートを書くことではないんです。
卓球ノートはあくまでも強くなるための手段なんです。
卓球ノートを書くことが目的ではありません。
初めの内はそこがごっちゃになってしまい、ただ書いているだけ、という人が本当に多いです。
なので「自分が何故卓球ノートを書くのか」を意識してください。
自分はどうなりたいのかをしっかりと考えてください。
目標を達成したい。
強くなって試合で勝ちたい。
初心者でも正しく練習すれば必ず達成できます。
更に詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。
卓球初心者が試合で勝つためにすべき7つのポイント【全国大会経験者が解説】

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