中学や高校の部活動で卓球を始める人が多いのではないでしょうか。
僕も中学から卓球を始めた1人です。誰もが思うことを、当然僕も思っていました。
- 上手くなりたい。
- 試合で勝つのって難しい。
- どうすれば勝てるのかわからない。
- 頑張って練習しているのに勝てない
- 同じ時期に始めたのに差が開いている気がする
- 自分には才能がないから仕方がない
試合で負けるたびに、こんな風に落ち込んでいませんか?
今回は、卓球初心者のために試合で勝つためにやるべきことを7つ解説します。
次の7つです。
- 卓球ノートを書く
- 3球目まで意識したサーブを練習する
- レシーブの返球率を上げる
- 切れたツッツキを習得する
- 3球目攻撃を徹底的に練習する
- 試合中の考え方を身に付ける
- 負けた試合を分析する
僕は中学校から卓球を始めました。
身長が低く、どちらかといえば運動能力が低い僕ですが、中学で全国大会に出場した経験があります。
それは練習の質を高めて、試合で勝つための練習をしていたからです。
日々小さな目標を立てて練習することで、練習の質も高くなります。
練習の意識を変え、短時間で質の高い練習ができるよう参考にしてください。
卓球初心者の方はこちらの記事から読んでみてください。
卓球が上手くなる方法・ノウハウを全て解説しています。

【試合で勝つコツ①】卓球ノートを書くことが一番の近道

- 自分の状態を記録することで良い状態を保つ
- 人間は忘れる生き物。定期的にノートを見返そう
- 学生時代は同じ人と試合する機会が多い
- 情報こそ最大の武器
卓球ノートを書くことは、試合に繋がらないと考えていませんか?
地味なことですが、卓球ノートを書くことが強くなる近道と言えます。
なぜなら人間は忘れる生き物だからです。
卓球ノートには練習で上手くいったことを書く
どれだけ記憶力のいい人でも全てを覚えることはできません。
だからこそ卓球ノートに残しておきましょう。
勉強と同じです。書くことで復習になり、より記憶に定着します。
- 日々の練習で上手くいったこと
- できなかったこと
- 練習試合で分かったこと
- 指導者からのアドバイス
残しておくと、いつでも振り返ることができますよね。
また、今日できたプレーが明日になるとできない。という経験はありませんか?
まぐれ、というやつです。
練習していたらまぐれは起こります。
しかしまぐれはまぐれです
その瞬間しかできなくて、身に付いていません。
だからこそ上手くいった部分を卓球ノートに書いて残しておきましょう。
次に上手くいかなかった時、自分が意識していた部分を思い出すことができます。
そうすると、同じプレーを繰り返しできるようになります。
上手くいった部分を書き残しておくことで、同じ動き・同じプレーを再現しやすくなります!
試合相手のデータを集めることで試合を有利に進められる
学生の試合では、都道府県内や市内など、ある程度対戦校・相手が決まっています。
中学・高校3年間では一度対戦した人と繰り返し戦うことになるでしょう。
だからこそ、一度対戦した人のデータはしっかりと残しておきましょう。
- 相手のラバー
- どこが得意か
- どこが苦手か
- どうやって点を取って、相手に取られたか
- どんなサーブを打ってくるか
この辺りを残しておくと、次の対戦で楽になります。
データと全く同じ、成長の止まった人はいません。
ですが、苦手な技術がすぐに上手くなりますか?
苦手の克服は時間がかかりますよね。
データを残しておき、相手の弱点を攻めましょう。
最初から上手くはいきませんが、卓球ノートを継続して書くことで、考えることが習慣化されます。
考える人は必ず強くなれます。
卓球ノートの書くべき内容を他にも知りたい、という人はこちらの記事も参考にしてください。
【卓球初心者向け】強くなるために書くべき卓球ノートの項目5選
【試合で勝つコツ②】3球目まで意識したサーブ練習をする

- サーブは相手の影響を受けない唯一の攻撃であることを自覚する
- サーブの良し悪しでその後の展開が決定する
- 単純な練習をせず、3球目まで意識してサーブ練習をする
卓球の様々なプレーの中で一番の攻撃は何か。
絶対にサーブです。
サーブだけが唯一、相手の影響を受けない攻撃なのです。
それは卓球のルール面から見ても明らかです。
- トスを15cm以上上げないといけない
- トスは真っ直ぐ上げなければならない
- トスは台より上から上げる
- 打球の瞬間を隠してはいけない
これはほんの一部ですが、サーブだけがやたら制限を受けています。
ドライブを打つのにここまで制限はありませんよね。
この事からも、卓球で勝つ上でサーブが鍵を握っていることは言うまでもありません。
サービスエースは最も効率のいい得点ですね。
サーブ練習に時間を使うことをお勧めします。

なるほど!
サーブ練習には時間を使わないといけないんだね。
よーしっ、練習するぞ!
サーブの重要性を理解してもらったうえで、サーブ練習のコツをお伝えします。
サーブ練習をする時のコツ
- サーブの回転量は多いほどいい
- サーブのスピードは妥協しない
- ネットからどれくらい高いかを確認する
- 相手コートのどこに落ちているか、的を使って確認する
- 短いサーブと長いサーブを同じフォームで出す
- どんな3球目を打ちたいのかまで考えてサーブ練習をする
最低限これらを意識して練習してください。
もっとレベルが上がってくれば、試合での具体的な状況を想像しながら練習してみてください。
ダラダラと練習せず、質を高めていくことが重要です。
またサーブ練習をする時は、必ずその後の展開を考えて練習しましょう。
具体的には、サーブ後の3球目攻撃は必ず考えておきましょう。
サービスエースを狙うサーブを練習することも大切ですが、最低限3球目攻撃まで展開を考えておけば、レシーブが返ってきた時に焦りません。
サーブは重要の技術なので、詳しい解説記事を作りました。
今から使える練習メニューやサーブを解説しているので、こちらも参考にしてください。
【卓球初心者向け】全国大会でも通用するサーブを身に付けるための練習ポイント5選
【試合で勝つコツ③】レシーブは「返す」ことを一番に考える


- ミスしないことを一番に考える
- 難しい技術は二の次
- 返せば相手がミスする可能性もある
- 相手サーブ2本の内1本を取る、という気持ちでレシーブに入る
サーブが一番の攻撃であることをお伝えしました。
ですがそれは相手にも言えること。
相手もサーブが一番強い攻撃です。
ラリー中のボールはさほど怖くありません。
なぜなら、打球は予想することができます。
ドライブのスイングで下回転を打てる人は、ほどんどいません。
ですがサーブに関しては
- どこに打たれるのか
- どんな回転を出されるのか
- 自分はどのレシーブをすればいいのか
その判断がつかないので難しいんです。
レシーブで最も大切なことはたった1つです。
ミスをしない。これが全てです。
全てのレシーブは、この「ミスしない」ことを前提にしています。
レシーブをミスするとそこでラリーが終わってしまいます。
まずは自分がミスしないことを第一に考えましょう。
そうすることで相手がミスするかもしれません。
凄いレシーブを決めても1点。相手がミスをしても1点。
同じ1点です。無茶して失点するよりも、計画的に・相手を分析しながら失点しましょう。



でも強い人は難しいレシーブをしているよ!
レシーブから攻めないと勝てないよ!
そんな風に考えている人もいるでしょうが、正解です!
ですが、一度落ち着きましょう。
レシーブからの攻めは必要です。
ですが何事も基本が大切。
難しいサーブがきた時は無理せず入れることに専念しましょう。
初心者が知っておくべきレシーブのコツ
- とにかくラケットに当てる。空振りしない
- 色々な回転に対して返球できるラケットの角度を知っておく
- とにかく相手コートに入れることを意識する
- 難しいことをせず、最初はツッツキでOK
- 入るようになってきたらコースを狙う
レシーブの基本はこの5点です。
とにかく返すことが重要です。
レシーブは難しいプレーです。まずは自分のハードルを下げましょう。
- 相手に3球目を打たれた
- チャンスボールになった
- レシーブでドライブできない
まずはレシーブできているだけでOKです。
次から、返球するためのポイントを2つ解説します。
空振りしないことに注力
最も初歩的な話ですが、空振りに気を付けてください。
とにかくラケットに当てましょう。当てるだけで返せる場合もあります。
サーブをどこに出そうとしているのか、相手サーブのインパクト(当たる瞬間)をよく見て判断してください。
急に軌道が90°変わったり、遅いサーブが急に速くなったりはしません。
どれだけ早いサーブでもスマッシュよりは遅いんです。
ラケットに当てること自体はそう難しいことではありません。
回転に対して返球できる角度を知る
ラケットに当てることができれば、次は相手コートに返すことを考えましょう。
サーブは様々な回転をかけることができます。
ですが、その種類が無限にあるわけではありません。
- 上回転
- 下回転
- 右横回転
- 左横回転
- 無回転
大きく分類すればこの5つです。
実際のサーブの場合
「横回転が強い上回転」
「下回転が強い横回転」
というように、純粋な回転であることは稀です。
最初はツッツキで十分です。
上回転であれば球が上に、横回転であれば球が横に飛んでいきます。
相手の回転に対して、どの角度でラケットを当てれば真っ直ぐ飛んでいくのかを知ることが大切です。


コントロールできない人は、相手のサーブの回転に対して何も考えずフリックをしたりドライブをしたりします。
それってただの無謀なんです。
どの角度で当たればどう飛んでいくかも分からずに打つのは、調味料の味を知らずにいきなり料理するのと同じです。
塩を入れればどんな味になるのか。
醤油を入れればどんな色になるのか。
砂糖は? お酢は? 味噌は?
それらを知らずに、料理の完成形だけを見ていきなり作り始めると悲惨なことになりますよね。
仮に上手く作れたとしても、違う食材で同じ料理が作れるでしょうか?
卓球も同じです。
大切なことは様々な回転に対して適切な角度を知っておくことです。
料理を勉強すると「もう少し味を足したいな」と思った時にどの調味料を入れれば分かるようになりますよね。
卓球も同じです。
「もう少しバック寄りに返したいな」
「もう少し低く返したいな」
と思った時に、コントロールするための角度を知っておけば、自分で調節することができます。
【試合で勝つコツ④】切れたツッツキを習得する


- 切れたツッツキはそれ自体が攻撃になる
- 打たれてもブロックしやすくなる
- ツッツキが切れるとサーブも切れる



ツッツキ?
もう完璧にマスターしたよ!
そんな人ほど要注意です。
ツッツキを疎かにする人は、ツッツキで泣くことになります。
ツッツキは繋ぐための技術です。
ですが、ツッツキは単に繋ぐだけの技術ではないんです。
入れるだけのツッツキはツッツキ練習とは言いません。
まず大切なことは「下回転を切ること」です。
これさえ習得することが出来れば、中級者への道を一歩踏み出したと言ってもいいと思います。
普段の練習から切れたツッツキの練習をしておかないと、いざ試合になった時にできません。
10-10のような緊張する場面では尚更です。
普段いい加減なツッツキ練習をしている人いますよね。
そんな人が試合の終盤で急に高度なツッツキができるようになるわけがありません。
普段の何気ないツッツキラリーの時から常に切ることを意識してください。
ツッツキが切れると初心者にはまず負けなくなります。
上回転を上回転で返す。
下回転を下回転で返す。
このように同じ回転で返す方が圧倒的に簡単です。
切れた下回転ツッツキができるだけで、初心者は手も足も出ない。
切れたツッツキを練習で打っていない中級者相手にもミスを誘うことができる。
ツッツキ自体が攻撃となります。
しかもツッツキが切れていることで、相手から思いっきり攻撃されることが少なくなります。
後程詳しく解説しますが、ツッツキが切れているとブロックがしやすくなります。
どんなプレーでも言えますが、ミスそのものよりも、ミスに至る過程の方が重要です。
しかし切れたツッツキができないうちは勝てないのかと思ったあなた。
そんなことはありません。
切れたツッツキがまだできない人は、相手コートに低く・深くツッツキしましょう。
中途半端にならず、エンドラインに届くほどの長さを意識します。
それだけで相手は全力で打つことができません。
深いツッツキを打つのは案外難しいんです。
【試合で勝つコツ⑤】3球目攻撃を徹底的に練習する


- 相手がブロックしかできないくらいの攻撃を練習する
- 多球練習でコースを狙えるよう練習する
- 3球目以降のラリーは気にし過ぎない
初心者の内はついつい格好いいラリーに憧れてしまいがちです。
僕はドライブマンでしたが、中~後陣でのドライブの引き合いにとても憧れていました。
僕は背が低いので、前陣でのドライブが主体だったからです。
後ろから打つパワーもなかったので、ドライブの引き合いなどめちゃくちゃ憧れました。
(引用:テレビ東京チャンネル)
僕と同じような人も多いと思います。
そんな方に伝えたいことが、サーブからの3球目攻撃こそが得点の肝だという事です。
特に初心者の場合はサーブからの3球目攻撃で全てが決まるといっても過言ではありません。
3球目までの流れを身に付けることができれば、自分の得点源を確保できます。
9-9など競った試合で苦しい時にも、サーブからの3球目を練習してきた自信があれば、精神的に余裕が生まれます。
大切な3球目攻撃練習のやり方を解説します。
3球目の練習の仕方
多くの人が3球目攻撃の練習をしています。
ドライブやスマッシュなどです。
自分に合った攻撃が分からない人はまずはそこから考えることを始めましょう。
3球目攻撃の練習をしている人はどんな練習をしていますか?
サーブを出して、レシーブのコースを決めて、3球目を打つ。
そんな、実戦的な練習をいきなりしていませんか?
その練習も大切なんですが!
大切なことは、自分の中で「攻撃が入る感覚を掴むこと」です。
まずはマシーンや多球練習を行い、自分の攻撃がコースを狙って入るようにしましょう。
卓球は動きながら打つ競技なので、自分の体勢が常に変化します。
その場から動かずに入る感覚を掴んでから、実践的な練習をおすすめします。
そのために初めはコースを限定しましょう。
その場で動かずに打って入らない場合、動いて打つと高確率でミスします。
入る感覚に慣れていくと
サーブを出す位置からフォアサイドに動いてドライブ。
サーブを出す位置からバックサイドに回り込んでドライブ。
と、動きを取り入れていきましょう。
実際に動きながら打つことで、コースを狙うことも難しくなりますがより実戦に近い形になります。
動きながらドライブが入るようになってきたら、サーブを出して実戦的にドライブを打ちましょう。
必ず入る、という感覚を身に付けましょう。
そのためのアドバイスが一つあります。
バックスイングをした後、スイングするのではなく、ボールにラケットを当てにいきましょう。
当たるギリギリまでは当てにいき、当たってから振る。という感覚です。
人によって感覚は異なると思いますが、僕の場合はこれでラケットの角当たりをしなくなりました。
試してしっくりこなければ違うやり方を探しましょう。
3球目で打つべき球は「中打」
もう一つ伝えたいことは、打球の強さについてです。
3球目というと、力一杯打つ人がいますがそれは止めましょう。
必要なボールの強さは相手がブロックしかできないレベルの強さです。
これを「中打」といいます。
中打という字だけを見て弱く打つ人がいますが、それでは意味がありません。
攻撃は弱すぎると相手にカウンターを受けてしまいます。
逆に強すぎると無理矢理打っているのでミスが多くなります。
自分がミスをせず、それでいて相手がブロックしかできないボールを打てれば試合に強くなれます。
このボール最も活躍するのは、10-10などの競った場面です。
10-10の緊張した場面を想像してください。
そんな時に、相手からブロックしかできないドライブが打たれたら……。
考えただけでも嫌ですよね。
一例を出すと、ドライブマンであれば、ループドライブを打てるようにしましょう。
速く回転数の少ないドライブだと、ラケットに当たってたまたま返る、という事があります。
折角の攻撃なのに勿体ないですよね。
そこでループドライブです。
回転数の多いループドライブは、適当にラケットに当たっただけでは返球できません。
ただでさえ緊張している時にループドライブを打たれると、相手はブロックすら難しくなります。
自分が嫌なことは相手も嫌です。
こうして実際にイメージしてもらうと、何も意識しない3球目攻撃の練習は勿体ないと思いませんか?
ループドライブで回転量に悩んでいる方はこちらの記事も参考にしてください。
ドライブを打つ時は、ラケットを持っている指の使い方が重要です。
自宅でもできる練習なので一度取り入れてください。
【試合で勝つコツ⑥】試合中の考え方を身に付ける


ここまで卓球で強くなるためにやるべきことを5つ解説しました。
卓球は日々の練習が非常に大切です。
1日1日積み上げていくしか、上達の道はありません。
試合は練習と違うからです。
試合のための考え方・勝ち方を身に付け、準備しておく必要があります。
今回は特に覚えておいてほしいことを3つ紹介します。
試合での考え方① 自分の強いところと相手の弱いところで勝負する
- 相手によってプレーを変えることが重要
- 無理して攻める必要はない
- 常に変化する試合の流れを察知する
試合は練習を発揮する場なのですが、練習してきたことだけしていればいいわけではありません。
自分がずっと練習してきたことが通用しない相手と試合する時もあります。
自分の攻撃が相手にとってはチャンスボールに感じる場合もあるんです。
そんな時に、練習でしてきたことをしなければ……と頭が固くなっていては試合で勝つことはできません。
重要なことは自分と相手を冷静に分析し、その場に応じてプレーを変化させることです。
- ドライブをブロックするのは得意だけどスマッシュをブロックするのは苦手
- スピードドライブは止められるけど、ループドライブを止めるのは苦手
- 下回転のレシーブは上手いけど、ロングサーブの処理は下手
こんな特徴があるかもしれません。
得手不得手は人によってかなり差があります。
そこで必要になるのが相手の情報です。
相手の情報を集める
相手は何ができて何ができないのか。
自分の何が通用して通用しないのか。
それがわかって初めて、試合に勝つことができます。
ですから、序盤は無理して何でもかんでも攻める必要はありません。
ツッツキが必要な場面もあります。
自分のツッツキに対して相手がどのようなリアクションをとるのか。
もしも下回転を打つのが下手な相手なら、自分からドライブを打って上回転のラリーにする必要はありません。
ずっとツッツキをして相手のミスを誘うのも立派な戦術の一つです。
ロビング打ちが苦手な相手なら、ロビングを上げても問題ありません。
練習してきたことをするのは大切ですが、それだけが試合の全てではないことを覚えておきましょう。
相手の情報を集めるには、その訓練をしておかなければなりません。
一番簡単な方法は、他人の試合を見ることです。
相手の弱点がどこなのか分析しながら試合を見ましょう。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
他人の試合で見るべきポイントを詳しく解説しています。
2018年にTリーグが開幕しました。
日本でトップレベルの試合を見れるようになりました。
シングルスだけでなく、ダブルスの試合もあるのでめちゃくちゃ勉強になります。
見逃してしまうという方は動画配信サイトで観るのも一つの方法です。


試合での考え方② 0-0と10-10での戦い方の違いを覚える
- 0-0では積極的に攻撃していく
- 10-10ではミスしないことが大前提
- 試合中の細かい状況判断が重要
相手を分析する重要性を説明しました。
2つ目は試合中の基本的な進め方を説明します。
卓球は自分のミスが相手の得点となる競技です。
積極的に攻撃することは重要です。
しかし攻めるばかりにミスを連発してると、いつまで経っても初心者から抜けだすことはできません。
特に考えなければならないのは10-10の時です。
この状況は今まで進めてきた展開とは異なり、1本のミスがそのまま負けに直結します。
10-10で必要なことは「ミスをしないこと」です。
弱気に入れにいけ、ということではありません。
無理矢理打ったり、入れるだけの球を打つのではなく、安定して威力のある攻撃を打ちましょう。
それが「相手がブロックしかできないくらいの強さの球=中打」です。
特にループドライブは有効です。
相手は取りにくいですし、球にしっかり回転がかかっている方が入りやすいという二重でいいことがあります。
打つコースもそこまで厳しくする必要はありません。
厳しいコースを狙いすぎるとミスが出ますからね。
序盤は積極的に厳しいコースや攻撃で攻めていく。
9-9や10-10になった時に相手の苦手コースへの中打で攻める。
場面に応じてプレースタイルに変化していきましょう。
この考え方を身に付けることで、試合の進め方が大きく変わります。
終盤になればなるほど、相手の苦手をついていく必要があるからです。
そのための情報を集めようとしますよね。
序盤から一つ一つ情報を集めて分析。終盤で弱点を攻めていく。
そんな安定した試合展開を自分から作ることができます。
試合での考え方③ ゲームカウント3-2のデュースで勝つ
- 1本のミスに落ち込み過ぎない
- 0-2になっても問題ない
- 意味のあるミスをする
試合中の考え方3つ目です。
皆さん、ミスに対して落ち込み過ぎてませんか?
1本のミスで必要以上に落ち込んでいる選手が多すぎます。
ゲームカウントは3-0で勝たないとダメですか?
11-0で勝たないと負けですか?
そんなことないですよ。
試合ではミスが出ます。。
ミスすることに対しての考え方を改めましょう。
初心者の人は意味のあるミスができるようにしてください。
- 相手の苦手なコースを厳しく狙う
- 相手のサーブはどうすれば取りやすいのか色々試してみる
- 自分のサーブに対して相手の反応を見る
- 止めるだけのブロックから、コースを狙うブロックに切り替える
積極的に行動するとミスが伴います。
そういったミスはある程度認めましょう。
その上で同じミスを繰り返さないように、分析しましょう。
同じミスを繰り返さなければ、どれだけミスをしても構いません。
極端なことを言えば、相手の情報を全て引き出すためにゲームカウントが0-2になっても構いません。
そこから取り返して3-2で勝てばいいんです。
【試合で勝つコツ⑦】負けた試合を分析する


- 勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし
- 負けた試合を分析することでしか、課題は見つからない
- 課題を克服すれば、次のステップに進める
試合で負けるのは悔しいですよね。
その気持ち、僕も分かります。
ああすればよかった、こうすればよかったと、思うことが沢山ありますよね。
それでいいんです!
目の前の試合が全てではありません。
原因をしっかりと分析して、次の試合で勝てばいいんです。
- どのような試合展開になっていたか(相手はどんな戦術を使っていたのか)
- 失点の内容はどうなっているか(レシーブミス? 自分の攻撃ミス?)
- 得点の内容はどうなっているか(どんな攻撃で得点したのか。相手の弱点は?)
- 何故挽回できなかったのか(自分の弱点に気が付いているか?)
- 何ができるようになれば失点が得点に変わるのか(より具体的に掘り下げていく)
これらを中心に試合内容を分析し、今の自分に何ができて何ができないのか。
これからの練習で何ができるようになれば勝てるのか。
大雑把に考えるのではなく、具体的に卓球ノートに書きましょう。
また、格上の相手に当たった時に
- 相手の調子が悪かった
- 自分が絶好調だった
と、偶然勝てることがあります。
ですが敗北には明確な原因があります。
階段は一歩ずつしか上がれません。
卓球ノートを使って分析をすることで、どの階段を昇ろうか?(何の練習をしようか?)と整理できます。
敗北からは多くのものを学べます。
活躍している選手は多くの敗北を乗り越えてきているのです。
【まとめ】練習の質を上げれば初心者でも試合に勝てる


卓球初心者が試合で勝つためにやるべき7つのことを解説しました。
ポイントはこちらです。
- 卓球ノートを書く
- 3球目まで意識したサーブを練習する
- レシーブの返球率を上げる
- 切れたツッツキを習得する
- 3球目攻撃を徹底的に練習する
- 試合での考え方を身に付ける
- 負けた試合を分析する
卓球をしている人全員が、最初は初心者です。
もちろん、卓球のセンスは存在します。
僕もセンスがある選手ではありませんでしたし、勝てずに悔しい経験を沢山しました。
今回解説した内容をもっと早く知っていれば、とも感じています。
初心者の人は、今自分が下手であることに卑屈にならないでください。
正しい努力をすれば必ず結果は出ます。
卓球を上手くなる方法は、強い人の真似をすることです。
試合の戦術も同じです。強い人の真似をして自分に合ったものへと調整していきましょう。
そのためにはTリーグ観戦がおすすめです。
日本で行われるプロリーグということもあり、無料で観る方法もあります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
【無料で観る方法あり】Tリーグを観るための配信サービス3つを比較


ブログや記事に関するご意見、ご質問も随時受け付けております。
お問い合わせフォーム、Twitterにて御連絡ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント