こんにちは。ヒッシです。
卓球初心者の皆さん、サーブの練習をしていますか?
サーブは一番の攻撃になるので必ず練習してください。
でもその前に!
サーブのルールは理解していますか?
ひょっとしたら知らないうちにルール違反をしているかもしれませんよ。
試合中に注意されても急に直すことはできません。
ルールを確認し、余計な不安を取り除いておきましょう!
- サーブを出す前は制止する
- ラケットを持たない側の手の平を広げてボールを置く
- トスは台よりボールを下げない
- ボールを16cm以上、回転をかけずに真っ直ぐ上げる
- トスしたボールが落ちる途中で打つ(空振りは失点)
- 台上でサーブを打たない
- エンドラインより中に入らない
- 腕や体で打つ瞬間を隠さない
- 自分コートに1バウンドさせてから相手コートに入れる
- ダブルスでは自分コートの右半面からサーブを出し、対角線の相手コート半面に入れる(ライン上はOK)

うぅ……。細かいルールがたくさんあるね……



大丈夫!
図や写真を付けて分かりやすく説明していくよ!
卓球を初めて知った、という方はこちらの記事を先にお読みください。
卓球とは、という疑問を解決できるよう解説しています。


- 中学生から卓球を始める
- 中学で全国大会、高校で近畿大会に出場
- 母校でコーチ経験もあり
サーブを出す前は制止する
サーブを出す前は必ず制止してください。
学生の試合では後ろに逸らしたボールを自分で取りに行きます。
その時に、台に戻ってきて制止せず、すぐにサーブを出す人がいます。
これはルール違犯なのでやめましょう。
細かいルールですが、試合を勝ち進むにつれてこういう細かいルールを指摘されます。
サーブを出す前は、トスを上げる前のボールも含めて意識的に制止するよう心がけましょう。
ラケットを持たない側の手の平を広げてボールを置く
トスを上げる前はボールを制止させます。
この時手の平にボールを置きますが、ここで注意です。
よくやりがちなんですが、手を丸めてボールを固定してはいけません。


しっかりと手を開いて、手のひらの真ん中に置きましょう。


手を丸めていると、トスを真っ直ぐ上げにくくなります。
無意識で丸めている人は手の平を広げる習慣をつけましょう。
トスは台よりボールを下げない
トスを上げる時には、台より下にボールを下げないように注意してください。
初心者は、トスを高く上げようと腕を下げて反動をつけたくなります。
ですが台より下にボールを下げることも違犯です。
台よりも上の位置からトスを上げましょう。
プロの試合を観ても、台よりも上からトスを上げているのが分かります。
(引用:Tリーグ公式YouTubeチャンネル)
ボールを16cm以上、回転をかけずに真っ直ぐ上げる
トスは16cm以上真っ直ぐ上げる
ルールギリギリかと思うほどトスが低い人もたまに見かけます。
いかに取りにくいサーブを出せるかで結果が大きく変わりますが、ルールに則り、トスは十分な高さを上げてください。
何も言われなければいい、という問題ではないんです。
大会で上位にいくほど、自分のプレーは多くの人から見られます。
それは指摘されやすくなる、とも言えます。
低いトスで練習し続けていると、審判から注意を受けた時に修正できません。
最初から物言いがつかないプレーを心がけましょう。
トスに回転をかけない
トスに回転をかけないことも重要なルールです。



トスに回転をかける?
それに意味があるの?



大ありなんだ!
トスに回転をかけることで、よりサーブに強力な回転がかかるんだよ!
実はトスに回転をかけることで、より強力な回転をかけることができるんです。
粒高などの変化系ラバーを使っている場合は、更に変化が強くなります。
現在のルールでは、手の平の上でボールを制止させるのでトスに回転をかけることは難しいですが、知識として覚えておきましょう。
トスしたボールが落ちる途中で打つ(空振りは失点)
卓球は、サーブのトスを上げた後は必ず打たなければなりません。
ちょっとトスが悪い、と打たずにキャッチしてしまうと失点になります。
初心者のうちは、トスを真っ直ぐ上げることすら苦労します。
それでもトスを上げたらサーブを打ちましょう。
台上でサーブを打たない・エンドラインより中に入らない
シングルスの場合フォア側・バック側のどちらからでも出していいのですが、エンドラインよりも中に入ってのサーブは違犯です。
例えば「ネットの真横からサーブを打つ」なんてことは完全にルール違犯なので注意しましょう。
またそれに関連して、台上でのサーブも違犯です。
トスが下手な選手で、たまに台上でサーブを打っている人がいますが、必ず指摘されるポイントなので初めから注意しておきましょう。


腕や体で打つ瞬間を隠さない
サーブの回転を分かりにくくする簡単な方法は、サーブを打つ瞬間を相手に見せないことです。
打球の瞬間が見えなければ、どんな回転をかけているのか判別しにくくなります。
- ラケットを持っていない腕で隠す
- 巻き込みサーブの時に体で隠す
こういうプレーをしている人は少からずいます。
審判に指摘されなければいい、という考えを持っている人かもしれません。
しかしトップの選手を見てください。
そんなことをしている人はいません。
取りにくいサーブにはなるかもしれませんが、ルール違犯をして勝ったところで、その勝利は何も生みません。
正々堂々とルール内で、どうすれば分かりにくいサーブになるのかを研究しましょう。
自分コートに1バウンドさせてから相手コートに入れる
サーブは必ず自分のコートに1バウンドさせてから相手コートに入れる必要があります。
ダイレクトに相手コートに入れてしまうと失点です。
シングルスでも、ダブルスでも共通のルールです。
(引用:Tリーグ公式YouTubeチャンネル)
ちなみに、初心者はこの1バウンド目を「自分コートのどこにバウンドさせるのか」が非常に重要です。
- 相手コートでの2バウンド目が台から長いサーブ(ロングサーブ)
- 相手コートで2バウンドする短いサーブ(ショートサーブ)
サーブミスをしてしまう人は、第1バウンド目を変えてみましょう。
ショートサーブはネットに近い場所で。
逆にロングサーブはネットから遠い場所でバウンドさせると入りやすくなります。
ダブルスでは自分コートの右半面からサーブを出し、対角線の相手コート半面に入れる(ライン上はOK)
シングルスにおいてサーブを出す場所に制限はありませんが、ダブルスでは制限があります。
右半面から出し、対角線上の相手コート半面に入れなければなりません。
この時、台の真ん中にある白線上でバウンドしたサーブは有効です。
ですが、相手コートの右半面に入ってしまうとサーブミスです。
ちなみに、自分コートの第1バウンドが白線よりも左側に落ちた場合もサーブミスとなります。
ダブルスサーブは真ん中から真ん中へ出す場合もありますが
相手コートのどの位置に落ちたか、だけでなく
自分コートのどこに落ちているかも意識しておきましょう


実際の動画を観て頂きます。
相手コートの半面にしっかり入れているのが分かります。
(引用:Tリーグ公式YouTubeチャンネル)
知らないとミスになるサーブの基本ルールのまとめ
卓球のサーブのルールについて、知らず知らず違反をしているかもしれない10個のポイントを解説しました。
- サーブを出す前は制止する
- ラケットを持たない側の手の平を広げてボールを置く
- トスは台よりボールを下げない
- ボールを16cm以上、回転をかけずに真っ直ぐ上げる
- トスしたボールが落ちる途中で打つ(空振りは失点)
- 台上でサーブを打たない
- エンドラインより中に入らない
- 腕や体で打つ瞬間を隠さない
- 自分コートに1バウンドさせてから相手コートに入れる
- ダブルスでは自分コートの右半面からサーブを出し、対角線の相手コート半面に入れる(ライン上はOK)
サーブは卓球において一番の攻撃です。
その分、その他のプレーと比較してもルールが細かく設定されています。
ですが今回の解説ポイントを意識して練習すれば、試合中に注意される心配はありません。
腕や体で隠さずとも、分かりにくいサーブを出す方法はあります。
その方法については別で解説するので、しばらくお待ちください。
また実際に卓球をしてみたくなった人は、こちらの記事も読んでください。
卓球の魅力を解説しています。
【部活動を選ぶ前に!】これからスポーツを始める人に卓球をおすすめする5つの理由


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