こんにちわ。ヒッシです。
これから卓球を始めようと思い立った方!
スポーツショップで一式揃えようとした時に、ラバーが貼られた状態のラケットを見たことありませんか?
それが今回のテーマである「ラバーばりラケット」です!
僕も中学で卓球を始めた時に、自分でラバーばりラケットを購入しました。

ラケット用意したし完璧!
そんな風に思っていましたが、練習をしていると違和感が……。



なんか同級生と比べて僕だけミスが多い?
その場は初心者のメンバーだけでしたが、明らかに僕だけミスが多かったんです。
最初は僕が下手くそなんだと思っていたのですが、当時指導してくれていた先生はすぐ異変に気付きました。
そして僕のラケットを見て一言
「これはダメ」
その後、すぐに普通のラケットとラバーを購入しました。
早い段階で気付かれていなかったら、いくら練習しても上手くならなかったはずです。
そんな経験もある僕が、今回はラバーばりラケット(以下、ラバーばりと呼称します)を購入してはいけない理由を解説します。
今回解説するポイントは次の3つです。
- ラバーの性能が低い
- ラケットの性能が低い
- 真剣に卓球をするなら買いなおす必要がある
卓球を真剣に始めたいという方は、ラバーばりと単品購入のラバーの違いを比較してください。
ちなみに、ただ卓球を楽しみたい人は、ラバーばりでも十分ですよ!
今回、比較するにあたってラバーばりラケットを買ってきました!
じゃん!


日本中誰でも知っている卓球選手。張本選手モデルのラバーばりです。
ちなみに僕はスポーツショップで2,200円(税込み)で購入しました。
調べてわかったことですが、ネットの方が安い場合もありますね。
ラバーばりは、1,000円~2,000円台で購入することができます。
ただ自宅で卓球を楽しみたいという方には、ボールもついているのでお買い得だと思います。
ですが今回は、あくまでも卓球を真剣にやりたい人向けに解説していきますので、その点はご了承ください。
ラバーの性能が低い
- ラバーに特徴がない。引っ掛かりも弱い
- ラバーの厚み、硬さを選べない
- ラバーを貼り替えられない
まず知っておいてほしいことがあります。
それがラバーの種類です。
卓球には多種多様なラバーがあります。
・ボールとの接触面積が最も広く、回転をかけやすい裏ソフトラバー


・短く太い粒々が特徴の表ソフトラバー


・細長いイボが特徴の粒高ラバー


・わざとボールが引っ掛かりにくく作られているアンチラバー
それぞれラバーは、スポンジとシートと呼ばれる部分に分かれています。


その他にも
- スポンジの厚みや柔らかさ
- シートの硬さや粘着力
- 粒の硬さや倒れやすさetc……
こういった様々な要素でラバーの性能は決まります。
特徴を把握した上で、自分が使いやすいものを選ぶ必要があるんです。
ですが、ラバーばりは、既にラバーが貼られているので自分で選べません。
ラバーの厚みや柔らかさはもちろん、ラバー自体もほとんどが裏ソフトラバーなので、戦型も固定されます。
自分で戦い方を決められることが卓球の醍醐味なのに、その良さを完全に殺していますね。
それだけならまだしも
- 引っ掛かりが弱くて、回転がかけにくかったり
- ボールが全然飛ばなかったり
- 普通に打っているのに入らない
このように、貼られているラバーの性能も低いものがほとんどです。
にもかかわらず、ラバーばりはラバーをはがせません。
厳密には、めちゃくちゃはがしにくい、ということなんですが、そもそもラバーをはがすことを前提にしていません。
貼りっぱなしです。
すると、ラバーを貼り替えられず、ずっと同じラバーを使うことになります。
卓球においてラバーは消耗品です。
使えば使うほど消耗し、摩擦力がなくなっていきます。
長期間の使用には耐えられないでしょう。
今回は、より分かりやすいように比較で動画を撮ってみました。
ボールとの摩擦音が、明らかに違います。
とはいえ、一般的によく使用されているラバーで、1枚3,000円(税抜き)前後します。
ラケットの両面にラバー。ボールまで付いて1,000円ちょっとで買えるんです。
品質に文句を言うこと自体、間違っているのかもしれませんね。
ですが、真剣に卓球をするのであれば、ラバーばりではなく自分に合ったラバーを探しましょう。
ラケットの性能が低い
- ラケットは好みによって素材を変えるもの
- らばーばりはグリップの種類が少ない
- またラケット自体の性能も低い
ラバーばりはラバーの性能だけでなく、ラケットの性能も低いです。
ラケットなんてどれも同じ、と思われるかもしれませんが、それぞれ様々な特徴があります。
・一枚板で作られた「単板」
・複数枚の板で作られた「合板」
・間にカーボン素材を挟み込んだもの
これらは一例ですが、同じラバーを貼っていても、ラケットが違うだけでボールの飛び方やコントロールのしやすさが全然違います。
またラケットにはグリップの違いもあるんです!
・真っ直ぐなタイプのストレート


・根元から先にかけて徐々に広がっていくフレア


・フレアに似ていますが、中央が膨らんでいるアナトミック
握り方が変われば、コントロール性やボールの威力が変わってきます。
ですがラバーばりでは、グリップの種類も限定されています。
もちろんカーボンなどの特殊素材など使われていません。
戦型を決める上で重要となるラバー・ラケットの特徴を二つとも選ぶことができないんです。
真剣にやりたい
試合で勝ちたい
そう思っている人は、安さだけに注目しないでください。
真剣に卓球をするなら買いなおす必要がある
- 卓球で勝ちたいのなら用具にもこだわる必要がある
- 最初から高価なラケット、ラバーを買う必要はない
- 自分の戦型に応じたラケット、ラバーを選択する
ラバーばりを買ってはいけない理由を
- ラバー面
- ラケット面
の双方から説明しました。
ですが中には、



最初は戦型も決まってないし
ラバー・ラケットは高いからラバーばりでいい!
という人もいるかもしれません。
確かに、卓球の用具は安くありません。
ラバーは1枚3,000円以上しますし、ラケットも1万円を超えるものも多くあります。
その上、ラバーは数か月で買い替えが必要で、シューズも練習していくうちに靴底(アウトソール)が減っていきます。
公式戦に出場するためには、日本卓球協会(J.T.T.A.A)のマークの入ったユニフォームを上下買う必要もあります。
1回の出費はそこまで大きくありませんが、以外にお金のかかるスポーツなんです。
なので、趣味でやる分にはラバーばりで全然構いません。
たまに卓球をするくらいであれば、そこまで用具にこだわる必要もないでしょう。
ですが、真剣に卓球をするなら!
試合で勝ちたいと思うなら!
ラケットとラバーは単品ずつ買うようにしましょう
別に高価なラバーを買う必要なんてありません。
最近では1枚1万円近くするラバーも発売されました。
確かに高いだけあって、性能は抜群です。
使用している選手も多いです。
ですが、戦型の決まっていない初心者の内は、普通のラバーで十分試合で勝てます。
より「自分の形を作りたい」と思った時に色々なラバーを試してみればいいと思います。
卓球はお金をかければいい用具は揃いますが、高価な用具を使っているから強くなるわけではありません。
その点を勘違いしないようにだけ注意してください。
ラバーばりラケットを買ってはいけない3つの理由のまとめ
ラバーばりラケットを買ってはいけない理由を解説しました。
- ラバーの性能が低い
- ラケットの性能が低い
- 真剣に卓球をするなら買いなおす必要がある
以上の3点です。
これから卓球を始めようと思っている人
中学校・高校など新しい環境で卓球部に入ろうと思っている人
お子さんが卓球に興味を持たれている保護者の方
今回の記事を参考に、ラバーばりラケットだけは買わないようにしてください。
卓球は地味にお金がかかるスポーツです。
ラバーは数か月で買い替える必要があります。
ラケットも自分の戦型や戦術に応じて買いなおすことがあります。
たかが1,000円、2,000円ではありますが、勿体ないお金は使わず、違うことに使いましょう。
特に初心者であれば、そのお金があればラケットケースが買えますからね!
また、初心者におすすめのラバーの選び方などに関しては別で解説したいと思います。
このブログでは卓球初心者が強くなるために情報を発信しています。
今回は、卓球を始めよう!という前に読んでほしい記事でした。
卓球初心者向けの練習方法などは別で解説していますので、合わせて読んでみてください。
【卓球初心者向け】全国大会出場経験者が解説。休みの日に家でできる練習6選


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