- 裏ソフトラバーを使っているけど、バックドライブが打てない
- 戦型に特徴がなく、表ソフトラバーに変えたい
- 今使っている表ソフトラバーがしっくりこない
そんな風に悩んでいませんか?
表ソフトラバーにも「横目」「縦目」など様々な種類があり、自分に合ったラバーが見つからない人も多いです。
今回、そんな方におすすめしたいラバーが「モリストSP」です。
2020東京オリンピックで
- 混合ダブルス金メダル
- 女子団体銀メダル
- 女子シングルス銅メダル
を獲得した伊藤美誠選手も使用しているラバーです。
私自身、中学時代は戦型が裏裏でした。
しかし戦型に悩み、高校からバック面をモリストSPに変えました。
その戦型で近畿大会に出場した経験もあります。
自分のやりたい卓球との相性も良く、今でも使い続けています。
モリストSPは初級者~上級者と、様々なレベルの人におすすめできるラバーです。
おすすめポイントはこちらです。
- モリストSPはテンション系表ラバー。スポンジが柔らかく打ちやすい
- 表ラバーは弾くイメージが強いが、モリストSPはスポンジが柔らかいので変化を出しやすい
- アタック8などの「変化系表」と比較すると圧倒的にコントロールしやすい
この記事を読むことで、モリストSPのメリット・デメリットがわかります。
モリストSPの特徴・使用感を解説します。
モリストSPを使って試合に勝ちましょう。
モリストSPは、他の表ラバーよりも変化が出やすく、変化系表より扱いやすい

- モリストSPはテンション系表ラバー。スポンジが柔らかく打ちやすい
- 表ラバーは弾くイメージが強いが、モリストSPはスポンジが柔らかいので変化を出しやすい
- アタック8などの「変化系表」と比較すると圧倒的にコントロールしやすい
モリストSPは表ラバーの中でもスポンジが柔らかいラバーです。
表ソフトは弾くように打つラバーが多いですが、モリストSPはボールがしっかりと食い込むので、初心者の方でも打ちやすいラバーです。
中級者・上級者の方は、この柔らかいスポンジのおかげでブロック時に変化を出しやすく感じるはずです。
- ナックルでのブロック
- 横回転などを入れるカットブロック
- スピードボールの威力を殺した遅いブロック
など、相手のドライブに対してもめちゃくちゃコントロールしやすくなっています。
ただし変化量に関しては、アタック8などの変化系表と呼ばれる粒の高い表ラバーには劣ります。
表ソフトよりもさらに変化をつけたい。
でも粒高よりも攻撃的にプレーしたい。
そんな人はモリストSPよりもアタック8をおすすめします。
しかし変化系表の弱点は、扱いが難しいことです。
変化系表は、表よりも粒が高いラバーです。表よりも変化が付き、粒高よりも攻撃的なプレーが可能です。
モリストSPとアタック8の拡大写真を用意しました。
見比べると粒の大きさ、高さの違いがよくわかります。


モリストSPの方が粒が大きく低い。アタック8の方が細長い粒であることがわかります。
さらに変化を求めるなら粒高ラバーを使いましょう。
ただし粒高への変更は、初心者にはデメリットもあります。
こちらの記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。
今回は、モリストSP・アタック8・そして粒高としてカールP-1R OXの比較をしました。
商品名 | ![]() (引用:日本卓球公式HP) モリストSP | ![]() (引用:アームストロング公式HP) アタック8 | ![]() (引用:VICTAS公式HP) カールP-1R OX |
通常価格(税込) | 4,840円 | 4,620円 | 3,080円 |
特徴 | テンション系表ソフトラバー 打ちやすく変化も出しやすい | 変化量重視のM粒 安定重視のL粒 の2種類がある | スポンジなしの1枚ラバー 現在は廃盤。後継品は CURL P1V(カール P1V) |
打ちやすさ | 打ちやすい | 初心者は打ちにくい | 打ちにくい |
ボールの変化量 | 変化量 中 | 変化量 中+ | 変化量 大 |
使用対象 | 初心者~上級者向け | 上級者向け | 中級者~上級者向け |
使用している選手 | 伊藤美誠選手 (日本) | 福原愛選手 (日本) | ニーシャーリエン選手 (ルクセンブルク) |
公式HP | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
アタック8は初めて打つと入れることすら難しい上級者向けのラバーです。
その分、ドライブを止めたり攻撃したりする時はモリストSP以上の変化が出ます。
ブロックでも得点できるでしょう。
変化を出しやすいので、攻撃で使えばブロックがしにくいボールを打てます。
相手が取りにくいボールが打てるということは、その分扱いが難しいことを意味します。
初心者のうちから変化系表を使うと、当てているだけで攻撃できない選手になってしまいかねません。
だからこそ「モリストSP」です。
モリストSPは、初心者でも打ちやすいラバーで、ボールをコントロールしやすい。
その上で、他の表ラバーよりも変化を出しやすい。
つまり初心者から上級者まで誰にでもおすすめできるラバーなのです。
【バック表の注意点】モリストSPを使っても攻撃ができないと勝てない

- 裏裏で勝てない人が片面を表ラバーに変えたがる
- 表ラバーで攻撃ができないと、ラバーを変える効果は薄い
- 特にバック表の選手は、バック側への長いツッツキを攻撃できるように練習する
モリストSPに限らず、表ソフトラバーを使用する上で注意しておくべきことがあります。
それは「表ラバーでの攻撃ができないと試合では勝てない」ということです。
両面裏ラバーを使用する場合、両ハンドドライブで攻撃が主となります。
ですが
- フォアドライブが打てない
- バックドライブが打てない
- ドライブを打っても決まらない
そんな風に悩み、ラバーを表に変えませんか?
私も同じ理由で表ラバーに変えました。
だからこそ伝えたい。
表ラバーは「貼るだけで強くなれる魔法のラバー」ではありません。
私の場合、シェークハンド・裏・表のドライブマンでした。
バックハンドの表は、主にブロックで変化をつけるために使用していました。
表でのブロックは、裏ラバーとは異なる変化が出せるので、ある程度のレベルまでは勝てます。
しかし上位の選手は異質のボールに対する対応力が高い。
普通にナックルを出すだけでは試合では勝てません。
特にバック表に変えようと考えている選手は、バック側へのツッツキに対するバックハンドでの攻撃を練習しましょう。
特に深いツッツキとナックルツッツキは、表ラバーでの攻撃が難しいボールです。
そのボールを繋いでしまうと、変化のないチャンスボールになってしまいます。
しかし攻撃を練習していれば、これほど強力な武器はありません。
表の直線的なボールと、ドライブの回転のかかったボール。
その差が強力な武器となります。
2020東京オリンピック日本代表の伊藤美誠選手もモリストSPを使用しています。彼女のバックハンド攻撃は、フォアハンドに匹敵する強力な武器です。
(引用:テレビ東京 卓球チャンネル)
表を有効活用できれば、もう片方の裏ラバーの威力も間接的に上げることができます。
【まとめ】攻守のバランスに優れたモリストSPを使って試合に勝とう

今回は2020東京オリンピック日本代表 伊藤美誠選手も使用しているニッタク社表ソフトラバー。
モリストSPについて解説しました。
- モリストSPはテンション系表ラバーで他社製品よりもスポンジが柔らかく打ちやすい
- 表ラバーは弾くイメージが強いが、モリストSPはスポンジが柔らかいので変化を出しやすい
- アタック8などの「変化系表」と比較すると圧倒的にコントロールしやすい
モリストSPは初心者~上級者まで様々な人におすすめできるラバーです。
- 試合で勝てない
- ドライブが打てない
- 粒高は難しそう
そんな風に思っている人は、是非一度モリストSPを使ってみてください。
モリストSPを使用することで
- 通常のラリーでは裏ソフトラバーのように
- 変化をつけたい時は表ソフト以上の変化
これを両立できる性能の高いラバーです。
ボールにより大きな変化をつけたい選手は、モリストSPではなく変化系表ラバーや粒高ラバーを使用しましょう。
しかし変化系表は扱いが難しいラバーです。
まずはモリストSPで変化の付け方を身に付けた後、それ以上の変化を求める場合にした方が良いでしょう。
注意するべきポイントは、表ラバーを貼る際には、表で攻撃できるようにしておく、ということです。
モリストSPの変化をつけたブロックやラリーは非常に強力です。
自分よりも弱い相手や実力が拮抗している選手には、それだけで得点できる場面もあります。
しかし格上相手と戦う場合には、ブロックだけでは勝てません。
表ラバーでも攻撃ができなければなりません。
特に長いツッツキやナックルのツッツキに対して攻撃できるように練習しましょう。
攻守のバランスに優れたモリストSPは、あなたの卓球を強力にサポートしてくれます。
モリストSPを上手く使うことができれば、必ず試合で得点できます。
是非この機会にモリストSPを使ってみてください。
このブログでは卓球初心者の困りごと解決のために情報発信をしています。
試合で勝てない人のための卓球ノウハウも発信中です。
今回は表ソフト「モリストSP」について解説しました。その他も知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

ブログ・記事に関するご意見やご質問はお問い合わせフォームやTwitterにて受け付けております。
Twitterにて卓球に関する相談も受け付けています。
いつでも、誰からの相談でも受け付けていますので、気軽にご連絡ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント