- 上達したい
- ミスが減らない
- 試合で勝てない
そんな風に悩んでいませんか?
実は意識を変えることで簡単にミスを減らすことができます。
今回解説するポイントはこの3点です。
- スイングの修正方法
- 力の入れ方
- 目の使い方
この3つを知り、見直しましょう。
私は、中学入学から卓球を始めて中学2年の時に団体戦で全国大会に出場しました。
また中学生に指導し、全国大会出場を経験したこともあります。
卓球は初心者でも強くなれるスポーツです。
誰でもできる簡単な方法です。
読めば今から実践できる方法を解説しているので参考にしてください。
TリーグやYouTubeを観て、正しいスイングを知り、自分のスイングと比較する

- 正しいスイングを知らないと返球できない
- TリーグやYouTubeなどの動画で正しいスイングを観る
- 鏡で見たり動画を撮ったりして、今の自分のスイングと比較する
まず大切なことが正しいスイング・回転に対するラケットの当て方を覚えることです。
卓球はラケット競技で、尚且つラバーで回転をかける競技です。
様々な回転がかかっており、正しいスイング・回転に対する返し方を知らなければ返球できません。
そのためにTリーグやYouTubeなどで強い人のスイングを観て、正しいスイングを覚えましょう。
自分が楽に打てる形を動画で探そう
YouTubeで「卓球 基礎練習」と検索すると、非常に多くの動画があります。
卓球メーカーが出している動画から、元日本代表選手のチャンネル、卓球YouTuberのチャンネルまで。
様々な人が発信しています。
(引用:YOYO TAKKYUチャンネル)
これだけの人が情報発信をしている中で、どれを見て、何を信じればいいのか迷ってしまいますよね。
そんな方のために、一つ指針をお伝えします。
様々な動画で異なることを言っているかもしれません。
しかし難しく考える必要はありません。
大切なことは
「自分が楽に打てること」
これを第一に考えましょう。
卓球は難しいスポーツです。
- 様々な用具で
- 異なる回転がかかり
- それが高速で打ち返されてきます。
これが初心者が上級者に勝てない理由です。
だからこそ、卓球ができるだけ楽に・簡単になるように考えましょう。
そのためには、今の自分のスイングを知る必要があります。
鏡の前で素振り・動画を撮って自分のスイングと比較する
自分のスイングを見たことがありますか?
卓球選手で、変なスイングをしようとしている人はいません。
しかし変なスイングをしている人を見たことありますよね。
そこで自分のスイングを実際に見て確認しましょう。
オススメは
- 姿見の前での素振り
- 動画を撮る
です。
人間は、素振りをしながら腕や足を観察することができます。
しかし卓球をする時に、腕を見ながら・足を見ながら打つ人はいませんよね?
だからこそ実際に打っている映像を見る必要があります。
プレーの中でしか見えない無意識の動きがたくさんあります。
スマホがあれば簡単に動画を撮影できます。
動画を撮って、自分のスイングを確認しましょう。
その上で、プロ選手や解説動画の動きと比較してください。
自分と違う動きをしていることがわかります。
その違いを修正することで、正しいスイングを身に付けることができます。
正しいスイングが身に付けばミスが格段に減ります。
シェークハンドラケットは指で挟む。打つ瞬間に握るだけで十分

- 力の抜き方だけでなく力の入れ方を知る
- ラケットを握ることで十分な力が入る
- ボールに当たる直前まではラケットを近づけるよう意識する
練習中に
「力を抜け!」
と指導されたことありませんか?
ですが「力を抜け」と言われて力が抜けたことありますか?
それで抜ければ苦労しませんよね。
力を抜くことは大切なことです。
ずっと力が入ったままだと、逆にボールのスピードが落ちたり、回転量が少なくなったりします。
力を入れずに打つだけでは弱いボールしか打てません。
大切なことは、力の抜き方ばかりを考えず、正しい力の入れ方を覚えることです。
グリップの基本は指で挟む
ラケットを正しく握れていますか?
何となく握っていませんか?
正しいスイングが必要であるように、正しいラケットの握り方を知りましょう。
シェークハンドラケットの場合、ラケットは親指と人差し指で挟みましょう。
中指・薬指・小指の3本は添えるだけです。
逆にその3本で握っていませんか?
ラケットを握ってしまうと、打球時の感覚が大きく変わってしまいます。
玉つきをするだけでも打球感覚がわかるので、一度試してください。
ラケットを指で挟む感覚を覚えると、力を入れてラケットを持つ必要がなくなります。
握り方についてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
速いボールを打つために全力は必要ない。インパクトの瞬間にラケットを握ろう
力一杯ラケットを握って
力一杯のスイングをすれば
何となく速いボールが打てている気になりますよね。
ですが、力一杯スイングする必要はありません。
そんなことをしなくても、速いボールは打てます。
重要になるのはインパクト(打球)の瞬間です。
力を抜け、と指導されるのはこのインパクトの瞬間に力を入れるためなんです。
卓球においては、ずっと力を入れ続けるよりも、一瞬に凝縮させる方が効率よくボールに力が加わります。
インパクトで力を入れる簡単なコツは、ボールが当たる瞬間にラケットを握ることです。
先ほど基本的なグリップでは「ラケットは握らずに親指と人差し指で挟む」と解説しました。
残りの3本は添えているだけだと。
ここで添えている3本の指が活躍します。
添えているだけの3本指には力が入っていない状態です。
その状態だからこそ、ラケットを握る動きができます。
常に力一杯握っていては、インパクトだけ握ることはできませんよね。
こちらの記事で、インパクト時にラケットを握る練習を動画付きで詳しく解説しています。
- シェークハンドラケットは基本的に親指と人差し指で挟む
- 残りの3本指は添えておくだけ
- 打つ瞬間にラケットを握る
これを意識するだけで、構えている時に力まず、打つ瞬間に力を入れることができるんです。
これができると角当たりのミスが減ります。
力みがなくなることで、ラケットをボールに近づけることができるからです。
ボールに当たる直前までラケットを近づけていけば必ずラケットに当たる
ドライブを打つ時にバックスイングから力を入れてスイングしていませんか?
打つ時に、最初から最後まで力を入れてスイングしている人がいます。
- フォアハンドラリーの時
- ドライブを打つ時
- ブロックする時
ラケットの角に当ててしまう人いませんか?
簡単なフォアハンドラリーですら角に当ててしまう時がありますよね。
角に当たってしまうのは、ラケットをボールに当てにいっていないからです。
ラケットをボールに近づけていきましょう。
角当たりをしないための方法は、当たる直前まで当てにいくことです。
これは力を入れてラケットを握っていないからこそできることです。
強く打つのではなく、ラケットに当てにいく。
当てにいっているので必ず当たる。
そしてインパクトの瞬間はラケットを握る。
卓球のプレーは全て繋がっています。
この意識があるか否かでミスするかどうかが決まるのです。
目で追ってもボールの方が速く動く。相手コートをぼんやり見よう

- 目の動きよりもボールの方が速く動く
- ラケットにボールが当たる直前に、打つ場所へ視線を飛ばす
- 一点に集中せず相手コートをぼんやり見ると相手の動きが予測できる
卓球で大切な目の使い方のコツは
- 一点に集中せず、相手コートをぼんやりとみる
- ラケットにボールが当たる直前までは見て、当たる直前ではボールを見ずに自分が打つ場所に視線を飛ばす
この2点です。
ミスで悩んでいる時に
「もっとボールをよく見ろ」
とアドバイスされた経験ありませんか?
その指導通りに、ボールを見ようとして目で追いかけてしまう人が非常に多いです。
ですが、この「ボールを目で追いかけてしまう」ことがミスの原因です。
まず基本的に、卓球はボールの方が目よりも速く動きます。
卓球の打球は最高速度で時速200㎞とも言われています。
もちろん全てのボールがここまで速いわけではありませんが、球技の中でも速いスポーツであることは明白です。
野球のピッチャーが時速160㎞で投球すれば、めちゃくちゃ速いのは理解できますよね。
卓球のスマッシュはそれよりも早い場合があるんです。
そんなスポーツで、ボールを目で追いかけようとすること自体、間違っているのです。
ミスが多い人は、自分が打つボールをそのまま目で追いかけてしまいます。
その結果、ボールの方が速く動くわけですから、相手の打つ瞬間を見逃したり、気付いた時には既に返球された後だったり、と対応が遅れてしまうんです。
そこでラケットを当てにいくスイングが重要になります。
これができていないと、ミスが増えるので注意してください。
前の項で、ラケットを近づけていくスイングについては解説しました。
ここで重要なことは
- ラケットを近づけているのだから、ボールは必ずラケットに当たる
- 必ず当たるのであれば、当たる瞬間を見る必要はない
この2点です。
理屈としては理解できますよね。
当てにいけば、ラケットに必ず当たるんです。
必ず当たるのであれば、当たる瞬間を見る必要はありません。
むしろ大切なことはその後。相手がどう返してくるかの方が重要です。
ラケットに当たる直前まではボールを見る。
当たると思ったところから、ボールを見ずに自分が打つ場所に視線を飛ばす。
これができれば、自分の打球を相手がどう返してくるのかを予測できます。
なぜなら自分が打つ場所は、相手がラケットを出してくる場所だからです。
この時、一点に集中せず、相手コートをぼんやりと広く見ることで、相手ラケットだけでなく、相手の動きが視界に入ります。
そうすることで、相手の動きを予測し対応することができるのです。
【まとめ】意識の変化はミスの内容を変える。ミスを減らして試合に勝とう

今回はミスを減らす簡単な方法を3つ解説しました。
- TリーグやYouTubeなどを観て正しいスイングを知り、自分のスイングと比較する
- シェークハンドラケットは指で挟む。打つ瞬間に握るだけで十分
- 目で追ってもボールの方が速く動く。相手コートをぼんやり見よう
この3つです。
卓球は相手に打ち込まれても失点しますが、自分の些細なミスでも失点になります。
相手に打たれることはある程度仕方ありません。
しかし自分のミスは最小限に抑えることができます。
そして自分がミスしなければ相手がミスする可能性もあります。
自分のミスを減らし、試合に勝てるようにしましょう。
また卓球が上達するためには、強い人の真似をするのが一番効率が良いです。
そのためにオススメなのがTリーグ。
日本で行われるTリーグは、世界で活躍する選手の試合をライブで観ることもできます。
YouTubeでも試合の一部を観ることができるので参考にしましょう。
(引用:Tリーグ公式YouTubeチャンネル)
またもっとTリーグを楽しみたい方は配信サービスで観ることをオススメします。
ライブ配信はもちろん、見逃し配信があったり、ひかりTVを使えば録画できたりと卓球観戦を楽しむだけでなく、研究にも役立ちます。
こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

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